赤穂緞通作家 主宰 見並なおこ「幻の藤緞通を復元に成功!」全国伝統的工芸品公募展2年連続受賞
後世に残したい赤穂の伝統工芸🧵
@tatsuno.akatombo 👈他の投稿はこちら
幻の「藤緞通」の復元で生まれた「光凪と夜凪」
◆赤穂緞通 工房結-ゆう-
『赤穂緞通作家 主宰 見並なおこ』先生
\日本三大緞通/
『赤穂緞通 (あこうだんつう)』は、兵庫県赤
穂市に江戸末期から伝わる手織りの木綿絨毯。
兵庫県指定伝統的工芸品の国産絨毯なのです!
見並なおこさんは、当時15歳の時に、最後
の織り子と呼ばれた阪口キリエ氏にから師事。
今年で、継承33年目を迎える赤穂緞通作家。
現在は、兵庫県赤穂郡上郡町の工房結にて
赤穂緞通の製作や古通の修理・修復を行っ
ており、作品は桃井ミュージアムなどでも
販売されており作品をご覧いただけます。
先日、工房結にて現物が確認されていない
幻の藤緞通を再現した作品を拝見させて頂
きました!藤の採取から糸作りまで、全て
一から手作業で行われたそうで驚き❗️🫢
藤の糸はとても貴重な物で購入も困難。
そこで、京都府宮津市にある丹後藤織り保
存会主催の藤糸づくりを一から学び、その
期間は1人車で何度も通ったんだそうです。
その熱意から、宮津市溝尻にある工房「凪」
の坂根さんより短くて糸を紡げないフジの
繊維”オクソ”をいただく。その糸を使って
赤穂市立歴史博物館の学芸員、木曽こころ
さんに何度も相談しながら史実に近付ける
ため助言をいただき、3つの試作品を作る。
その間は、自作の糸づくりにも専念。
工房の裏山で採取した藤のツルの皮を剥ぎ、
アクで炊き柔らかくしてから、中心部の繊
維を取り出し川の水にさらして乾燥させる
こと、なんと糸ができるまで4カ月!!
全て自ら手作業で行うという根気と努力を
要する大変な工程には、藤緞通の復元に対
する強い想いと意志を感じました!
最も藤緞通に近いものと認めて頂いた作品
を元に、一際白く中央に紺の花柄模様が入
った作品をオクソを「縁-えにし-」を作成。
その後、自作の藤糸を使い坂根さんの工房
から見える天橋立の松並木と上世屋の山々
をイメージし完成したのが「光凪みなぎ」。
この2つの作品は、赤穂市立歴史博物館に
展示されました。そして、今回の復元を機
に生まれたもう1つの作品「夜凪」が全国
伝統的工芸品公募展に2年連続で入選👏
そして赤穂緞通作家の師匠である故坂口さ
んに続く2人目となる「ふるさと文化賞」に
選ばるなど多大な功績を挙げられました㊗️
詳細は、【赤穂民報】より↓
https://www.ako-minpo.jp/news/17983.html
「夜凪」も同じ丹後藤織り保存会の工房から
見渡せる天橋立の夜の風景にインスピレー
ションを受け、赤穂緞通と藤緞通を融合さ
せた他に類を見ない素晴らしい作品です✨
実際の風景写真も見せてもらいましたが、
これまでのエピソードを含め「夜凪」の
作品が好きになっちゃいました🥰
藤のツルの枝からこんな素晴らしい作品が
できるなんて、信じられないですね🥹🪴
そして、僕はミニ赤穂緞通を初体験させて
いただきオリジナルブローチを作ってきたよ♪
最終仕上げは、なおこ先生にお願いしてい
ますので、その後の連絡が待ち遠いです😌
完成したらストーリーズでお披露目するの
で、それまでのお楽しみに👋🥰
撮影日:2024年2月26日(月)
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記事作成日2024年2月27日。